事件

アウシュヴィッツでの生活とは。過酷な労働、食事や環境は?

世界一受けたい授業

世界を揺るがす5つのミステリーの中に、

 

4歳でアウシュヴィッツから奇跡の生還を

した話が放送されます。

 

 

 

そこで、アウシュヴィッツとは何か?

また、そこでの生活とはどんなものだったのか

見ていきましょう。

アウシュヴィッツ強制収容所とは?

ナチス・ドイツが第二次世界大戦中に

国家を挙げて推進した

人種差別による絶滅政策・強制労働によって

主にユダヤ人を大量虐殺し、

最大級の犠牲者を出した強制収容所です。

 

収容された90%がユダヤ人でした。

 

アドルフ・ヒトラーが率いるナチス党政権下の

ドイツが行ったホロコースト(絶滅政策)の

象徴といわれたのがこの

アウシュヴィッツ強制収容所です。

 

  • ヨーロッパの中心に位置する
  • 鉄道の接続がよい
  • 工業に欠かせない炭鉱や石炭の産地が隣接する
  • もともと軍馬の調教場であり、広い土地の確保ができた

などの条件が、戦争をするのに欠かせない物資の生産を

行うのに適しているといえ、

アウシュヴィッツ強制収容所は、ポーランド南部に作られました。

収容されたのはユダヤ人だけではなかった

アウシュヴィッツ強制収容所に収容されたのは、ユダヤ人だけでなく、

政治犯、ロマ・シンティ(ジプシー)、精神障害者、

身体障害者、同性愛者、捕虜、聖職者、エホバの証人、などでした。

アウシュヴィッツ強制収容所での生活

各地より貨車などで運ばれてきた収容されるものは、

「収容理由」「思想」「職能」「人種」

「宗教」「性別」「健康状態」などの情報をもとに

 

「労働者」「人体実験の検体」

そして「価値なし」などに分けられました。

 

「価値なし」と判断された被収容者は、

ガス室などに入れられ、処分されました。

 

「価値なし」といわれた多くの人は

「女性、子供、老人」であったそうです。

 

2回目の選別

体験者の話では、見世物のように全裸になり、

選別を受けたそうです。

 

ここで生き残れたのは、この体験者が

同時期に運ばれた1715人のうち、211人のみ

かなりの方が犠牲になったことが分かりますよね。

 

囚人服には、

「政治犯」「一般犯罪者」「移民」「同性愛者」

「ユダヤ」などを区別するマークがつけられていました。

 

このマークで労働や食事、住環境などの生活に

影響を及ぼしていたと考えられています。

課せられた労働とは

労働には4つの種類があります。

 

1つめは、

肉体的消耗を目的としたら労働

石切り場での作業や、

道路の舗装工事などを行う懲罰部隊が該当します。

 

「午前中は穴を掘り、午後にその穴を埋める」

といった生産性のない作業を命じられることもあり、

その多くは、短期間のうちに死亡したそうです。

 

2つ目、戦争に欠かせない資材や兵器などの生産、

収容施設の維持・管理などを目的とした労働。

工場労働者や核施設の拡張・管理作業が該当します。

 

電気工事士、医師、科学者、建築士などの

なんらかの技能や知識を持っている人が

この作業にあたりました。

 

蔓延する伝染病などによって

なくなる方も多いでしょうね。。

 

3つ目は、所内で死亡した被収容者の処分を目的とした労働。

ガス室や病気、栄養失調などで死亡した

おびただしい数の遺体を焼却炉などに運び処分します。

 

比較的待遇は良かったが、口封じのため

数か月ごとに彼ら自身も処分されました。

 

それが1期から13期まであったそうです。

アウシュヴィッツ強制収容所の住環境は?

食事

食料の奪い合いが日常的であった収容所での生活。

 

博物館に展示されている一例では、

朝食→約500ccのコーヒーと呼ばれる濁った飲み物

昼食→300グラムほどの黒パン、3グラムのマーガリン

 

生産性の高い労働者に優先して配給を行っていたそう。

食べたければ仕事をしろ。ということでしょうか。

 

住環境

夏は最高で37度、

冬は最低でマイナス20度を下回るこの地域。

 

暖房設備は完備されていましたが、利用されていなかったよう。

 

かけ布団は汚れて穴だらけの薄手の麻布でした。

 

体験者の話の中では

雪で体を洗ったとも言っていました。

 

アウシュヴィッツ強制収容所の生活まとめ

人を人として見られない、

アウシュヴィッツ強制収容所での生活。

 

過酷な状況だったということが分かりますよね。

 

記事を書いていて暗い気持ちになってしまいましたが、

今生きていることに感謝しながら

二度とこのようなことがないよう祈るばかりです。

 

 

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